岸田川の春爛漫 「もう少し」

 渓流魚が解禁となって2週間が経過いたしました。

奥地の山々の頂は、今なお残雪で一杯です。

扇ノ山山脈から吹き下ろす寒風は、釣り人の入川を厳しく拒みます。

冷たいというより痛いといえる冷え込みに加え、新雪混じる悪天候が春の訪れを遠く感じさせます。

 

天候不順の一週間でしたが、昔から「新月」の大潮に乗って川入りをするといわれるサクラマスを狙った釣り人は、懸命にルアーの投入を「繰り返す」

サイズは中型(40cm50cm後半サイズ)ですが、銀鱗輝く勇姿を手に取った笑みは「ホッコリ、ニッコリ」

生涯忘れられない思い出のアルバムが、今日も一枚完成いたしました。

 

 ところで、サクラマスを狙う釣り人のモラルが守れないとするトラブルが生じています。

入川の際には一声をかけ、先入川者との漁場を気持ち良く分かち合って楽しい釣りに心がけて頂きたいと思います。

 

因みに今週の釣果は、4050cm後半サイズ8本がヒット。

ポイントは、金屋橋から合流点まで(組合員 中村 彰文さんの情報)

 

 一方、本流の(上流部)渓流釣りでは、雪代が混じる水温低下と増水によって入川者も少なく、釣果の朗報が届きませんでしたが、支流久斗川ではルアー釣りで28cmの大型サイズを含み、11匹の釣果情報が届きました。(318日)

 

 山桜やコブシの花芽も膨らみ、間もなくウグイスの初音も聞かれます。

陽春につつまれ残雪を踏みしめながら、ポイントを目指す「釣り仙人」が随所に並ぶ岸田川の春爛漫はもう間近です。

 

 ご来川をお待ちいたします。