本年も岸田川 渓流魚・アユ漁 漁期終了いたしました

岸田川の渓流魚・アユ漁は9月末をもって終宴致しました。

本年も遠近の沢山の方々に岸田川への遊漁ご来川を賜りました。誠にありがとうございました。

3月1日雪解けを待って渓流魚漁が解禁となりました。

毎年11月中旬にサクラマスの発眼卵埋没放流事業に取り組んで十数年の歳月が流れます。

この間、役員の試行錯誤の繰り返しでした。

今日ようやくその意義と効果が実を結びつつあるのだと思います。

幼魚放流、成魚放流をもって増殖に取り組んだ永年の歴史を塗り替えた発眼卵埋没放流からのヤマメは成長とともに俊敏にしてその容姿は精悍となり、降海型、陸封型に分かれ、降海したヤマメは2~3年後には立派なサクラマスとして回帰してくれます。

清流の王 ヤマメ(サクラマス)釣りは渓流ファンに高く評価いただいております。

お陰様で本年も9月一杯ご来川をいただき厚くお礼申し上げます。

 

また、6月1日解禁となりましたアユ漁におきましても本年は天然遡上に恵まれ、順調な成長が見られる中、放流稚魚も冷水病の発生も見ること無く立派に岸田川に馴染んでくれました。

解禁日の毛針釣りでは、3桁の釣果が連続し、活気あるスタートとなりました。

6、7、8月とそれなりの友釣りの釣果も聞かれる中、3桁大漁の声も再三聞かれました。

終宴と成る9月には更に成長した岸田川特有のナタアユの釣果に大きな期待を致しましたが、8月下旬から風雨と台風の繰り返しで連日の増水と濁流のため白川河床状態となる最悪な9月期となりました。

このため好条件下での網入れ、友釣りも限定される日々に多くの釣りファンに多大なストレスが残った漁期終了を極めて残念に思い、また、心から申し訳なく思っております。

しかし、今秋の取り残された親魚は例年の数を大きく上回り、きっとこの産卵期は数億匹のふ化をもって次年度の天然遡上への夢を与えてくれるものと思っております

私達はこの天の恵みに大きな希望を持って産卵場の整備、環境条件を整えるため河川清掃、カワウの防除、外来魚駆除に取り組んで参ります。

この一年岸田川をご愛顧いただきました沢山の皆様方に心より深くお礼申し上げますと共に皆様方の益々のご健勝ご多幸をご祈念して重ねてのお礼と致します。

本当にありがとうございました、また来年も遊漁者の皆様方を対象に「岸田川アユ大物釣り大賞」を7月に継続開催致しますのでふるってご参加をご期待申し上げます。