6月1日~4日 釣果

6月1日
  待望のアユ漁が解禁となった岸田川!
  朝早くから岸田川に活気が甦る。
  用土橋から下流は竿の放列となり、6時からの見回りでは毛針釣りで3桁のビクも見られた。
  まだ、肌寒さを感じる涼風を受け、友釣り仲間が立ち並ぶ専用区では午前中61匹、夕方までには100匹を釣ると意気込む鳥取県から来川された方と出会う!
  午後5時30分には、今99匹だと言われ、目標の100匹にあと1匹である。同行の釣り人と最後の1匹を追うもなかなか竿が曲がらない「弁慶の名刀取りも999本」
  どうなるかと固唾を飲む中、それから30分、目標の1匹が取り込まれた。
  目標達成として納竿された。
  オトリ缶を開放して、仲間たちと釣果を確認しおられたところを私も覗かせていただいた。
  10~18.5cmのこの時期としては順調と言えるサイズである。
  それにしても「香魚」と言われるアユの香りは独特である。
  初夏の岸田川に爆釣の活気が広がった。
  ちなみに当日の平均釣果は40匹を超えたと思われる。
 
6月2日
  昨年の産卵場整備が「功」を成したのか?はたまた天候に恵まれた自然環境の賜物か?天の恵みに感謝する。
  今年の天然遡上は久々の大群であった。
  それにしても梅雨入り発表以来、この晴天続きはどうなっているのか。岸田川の渇水は著しい、一雨欲しい毎日である。
  今日も朗報が聞かれる七釜橋上流に入川した方で67匹、ふ化場前の方は50匹。サイズは10~18cm。
  釣り仲間の「合言葉」となった「一雨くればなぁ」釣人の実感のこもった言葉である。
  この時期増水と共に逞しく成長していくアユである。
  「魚影は濃い」願わくば「恵みの雨といささかの増水を」
 
6月4日
  午前9時30分 組合員より鳥取から来川される遊漁者に親アユの対応をしてほしいとの連絡を受け、待ち合わせ場所と時間を設定して現場に向かう。
  今日も快晴、じわじわと気温は上昇し、今日も爆釣の1日となるだろうと川辺で時を過ごす。
  1時間経過、まだお客様は見えない。鳥取から1時間もあればもう到着してもおかしくない。
  釣り人は4、5人見られるが、余り竿が曲がった様子はない。
  そんな中、毎年岸田川に来川される大阪在住の方が竿をしまって上がって来られた。
  1年ぶりの出会い、今日の釣果を尋ねると「今日はやられた」とのことである。
  名手であるその方が朝から4匹。「ウソでしょう」「いや本当ですわ」
  そんな会話をする中で堺市からご来川いただいたお客様もピアの下流で竿を出したが、小物を除いた「まぁまぁ」のものが4匹だと言われる。
  朝ドラ「あまちゃん」風に言えば「じぇ、じぇ、じぇ」である。
  ここ3日間、渇水の中での爆釣続きで、釣り荒れとなったのか名手と言われる方々でも、自然の力にはどうしようもないことを一人納得する。
  それにしても、待ち人来たらず、結局夕方になっても来川されることがなかった。
  便利なこの時代、携帯の一言でこのトラブルは解消できるのだが・・・
  お客様は神様である。何か虚しい一日となった。