岸田川 天然遡上も多く期待できそうです!

3月下旬に小群の遡上情報をサクラマス釣りの組合員から報告をいただいておりました。

ルアーに10cm程度の稚アユが掛かったという情報を聞き、期待をしながら遡上状況確認のため、福富堰堤に日参する。

水温も上がり新緑の息吹きが心地良い春風に乗って感じられ始めた4月下旬。

大群の稚アユが銀鱗を輝かせて、一気に堰堤のタタキを埋め尽くした。

その何千匹?数何万匹?の稚アユを一人で観察するのがもったいない気持ちになり、役員に連絡を入れるが、農繁多忙中か電話が通じない。

体力を蓄えたのか、しばらくすると堰堤の端に集まり始めた稚アユは、リーダーの指示に従うかのように信じられない勢いで列を作って、上流へ遡上していく「今年は期待できるぞ」と喚声をあげる。

5月早々には新市橋の上流で遡上アユが確認されたという一報が入る。

七釜橋から覗くと何集団かに分かれたアユの群れが目視され、中には早くも縄張りを持ち始めたアユの姿も見られた。

3月下旬の情報では、早くから港湾でのサビキ釣りにたくさんのアユが掛かるという心踊るニュースが流れ、遡上に大きな期待を寄せていたが、現在ではその期待通りの天然遡上が見られるようになりました。

当岸田川漁業協同組合は5月12日、19日の2回に分け、上流部(宮田橋)から久斗川合流点まで人工産 稚アユ約10万匹を分散放流いたしました。

願わくば、水温の安定と水量のバランスが保たれてグングン成長してくれることを楽しみにしています。

また、4月下旬から5月中旬にかけて行政と町猟友会員によって、カワウの駆除を実施していただきました。

さらに5月28日には解禁日に気持ちよく岸田川での遊漁を楽しんでいただきたく、組合員による専用区の河川清掃を実施いたします。

今年の岸田川は豊漁の期待できそうです。

多くの皆様のご来川を心よりお待ちいたしております。